肛門と一口にいいますと、形状は放射状のひだがあり中心にはコアなるものがあります。
この中心のコアが開いたり閉じたりするのですが、
改めていうのもなんですが、いわゆる便の出口ですね。

この出口のすぐ奥にウンチのたまる袋はありません。
肛門の出口と袋の間には成人で約3cmほどの管形のスペースがあります。
この部分を肛門管といいます。
この肛門管の中央あたりに境界線があって、
この境界線より体側にできる痔を内痔、
肛門側にできる痔を外痔といいます。
切れやすいのもこの部分です。
切れてしまったら切れ痔と呼ばれるのですね。

さて、赤ちゃんのおむつ交換のたび肛門を見ているママに気がついてもらいたいことがあります。

まず、肛門の位置が通常の位置にあるか、
尿道口や膣と違う小さな穴が肛門のそばにないか、
肛門が開いたままになってないか確認してください。
・・・このあたりの変形はほとんど産科で指摘され
大きい病院にいくようにいわれていることがおおいです。
早めに処置なり手術なりすることでほとんどが完治します。

次に肛門の形状です。
肛門の周囲が腫れて膿が出ていないか、
肛門のひだの一部が腫れてないか、または、突出してないかを確認します。
肛門の周囲が腫れ膿をもったものがある場合、肛門周囲膿瘍かもしれません。
肛門周囲膿瘍は、排膿させないと治りません。
自宅でもできる処置ですが、まず見つけたら小児科や肛門科に受診してください。
処置の手順を教えてくれます。
特に、熱、痛み、大きくなるなどの症状が伴うときは、病院での処置が必要です。
原因は長引く下痢です。
膿の処置は、場所が場所なだけに治りにくいですが、
まず大事なのは、下痢の原因をみつけ治療することです。
下痢を治してはじめて完治します。
放っておくとドンドン広がってしまいます。
比較的男の子に多くみられます。
でやすい場所は、3時や10時の方向といわれています。

次に、肛門の放射状のひだの中に一部だけおおきいひだがあったり、
ひだが腫れていたりしている場合、みはり疣かもしれません。
いわゆる切れ痔の一種です。裂肛とよばれます。
赤ちゃんの場合肛門管が短かったり、
思いのほか長く切れたかで外に腫れとして肛門ひだにでてきます。
この腫れは痛みを伴います。
原因は頑固な便秘です。
便が硬くて切れてしまうのですが、傷が治らない前に次の便が到来します。
いきむとひだがひろがり痛みが生じます。
痛いのでいきむことをやめます。
この繰り返しの悪循環でさらに頑固な便秘になります。
こちらも便秘を治さないと完治できません。
治ったころまた同じように切れてしまうことが多いからです。
傷は便秘が治ればほとんどが完治します。
比較的女の子の多くみられます。
疣のできやすい場所は6時または12時方向と言われています。

肛門の異常が見られた時は、赤ちゃんの場合ほとんどがお腹のトラブルです。
下痢や便秘を何度も繰り返したりする赤ちゃんはとくに注意して観察してください。
これら状態が出ているということは、かなりな時間がかかっていたということです。
もしみつけたら、早急に対処が必要ということです。
よーくみてオムツ替えてくださいね。