ママにとって赤ちゃんのうんちはとっても重要です。まだ言葉が話せない赤ちゃんの代わりに、うんちが毎日お話をしてくれると言っても決して過言ではありません。赤ちゃんの体調変化を一早く知らせてくれるうんちを知ることで、病気を未然に防ぐことができます。今日は、そんな健康のバロメーターとも言える赤ちゃんのうんちについて調べてみました。

赤ちゃんのうんちは個人差があるの?

赤ちゃんのうんちの回数や状態には個人差があります。

産後数カ月の間は水分の多い便が一日に何回も出るのに比べ、離乳食が始まる9か月頃にはうんちは硬くなり一日1回から2,3回へと変化していきます。また、完全母乳で育った赤ちゃんの方がミルクで育った赤ちゃんに比べると、便が軟らかく回数も多いと言ったデータも出ています。

赤ちゃんの体質や食べた物、月齢によってもうんちは変化しますので、うんちが水っぽかったり、毎日出なくても、焦らないことが大切です。うんちの回数や具合の変化だけで判断せずに、赤ちゃんの機嫌や食欲などの全体的な様子を見ていきましょう。

母乳とミルクではうんちが違うの?

母乳のみで育った赤ちゃんのうんちは、軟らかく色は黄色で、特有の酸っぱい匂いがします。母乳の成分は腸内で消化されやすいため、多少水っぽくゆるい状態で、回数も頻繁に出るのが特徴です。

ミルクで育った赤ちゃんのうんちは、茶色がかった黄土色で少し硬めにできており、回数は母乳に比べると少なくなります。

また、混合ミルクの赤ちゃんは、色や匂い硬さが母乳とミルクの中間くらいだと言われており、母乳とミルクの割合によってもうんちの具合は変わってきます。

うんちの回数は重要なの?

赤ちゃんは、排便するタイミングをコントロールすることはできません。食道が動いてから直腸が反応しうんちが出る場合もあれば、ちょっとした腸への刺激でもすぐにうんちが出る場合もあるのです。

特に、新生児は授乳の度に排便したりと頻繁にうんちをしますが、機嫌がよく食欲もある場合は心配には及びません。

反対に、毎日出ない場合でも、硬さが普通でスムーズに排便できている場合は特に問題はありません。毎回力んでつらそうにしているのであれば、お尻のマッサージやベビーオイルを付けた面棒で肛門を少し刺激してあげるなどして、排便を促してあげましょう。

便秘になったらどうしたら良いの?

数日間うんちが出ない場合は、水分補給やお尻のマッサージなどで排便を促してあげるようにしましょう。

水分補給の場合は、水にほんの少しの砂糖を混ぜると、砂糖に含まれる糖分が腸の蠕動運動を活発にしてくれる働きがあるのでおすすめです。

※ お風呂上がりの白湯は、うんちを軟らかくさせるのに効果的とされていますが、現在ではあまり意味がないとされています。

マッサージを行う場合は、赤ちゃんをあおむけにさせ、両足を持ちながら屈伸運動をしてあげると、お腹に力が加わりガスが出やすい状態になります。肛門への刺激を行う場合は、清潔な面棒にベビーオイルやオリーブオイルを付けて肛門を優しく刺激してあげましょう。数回出し入れすることで肛門付近が刺激され、排便しやすい状態になります。

また、母乳を与えているママ自身の食事にも、ヨーグルトや納豆などの発酵食品、バナナやゴボウなどの繊維質を摂るよう心がけることも大切です。

※参考記事:便秘かな?と思ったら「マッサージ」と「オリゴ糖」!

粒状のうんちは大丈夫?

生後三ヶ月ほどの赤ちゃんに多い粒状のうんちですが、これは母乳やミルクに含まれているカルシウムや脂肪なので心配はいりません。月齢と共に、消化吸収する力も備わるので徐々にブツブツは無くなっていきます。但し、粒状のうんちをした際に黄疸や発熱があった場合は医師の診察を受けるようにしてください。

緑色のうんちは大丈夫?

赤ちゃんは消化能力が少ないため、食べ物や月齢によってもうんちの色は変わってきます。時に緑色のうんちをしたとしても、それは腸内のうんちが酸化され黄色から緑色に変化しただけですので、心配はいりません。また、おむつに排便した際は黄色だったうんちが、時間の経過によっておむつの中で酸化され緑に変色する場合もあります。

白色のうんちは大丈夫?

クリームのような白っぽいうんちで、匂いが酸っぱい場合は、ウィルスに感染している可能性があるので注意が必要です。白っぽいうんちをした場合に疑われる病気として、ロタウィルス性急性胃腸炎や胆道閉鎖症が挙げられます。ロタウィルスが原因であるロタウィルス性急性胃腸炎は秋から冬にかけて流行する病気であり、感染すると高熱や脱水症状に激しい下痢などの症状がでます。

下痢ではないのに薄い白やベージュのうんちをする場合は胆道閉鎖症の可能性があります。胆道閉鎖症は、生後間もなく胆汁の通りである胆道が閉鎖する病気であり、特に早期発見が大切だと言われています。うんちの色の他に、黄疸が出たり白眼が黄色になったり、おしっこが茶褐色になるのも胆道閉鎖症の特徴です。

黒色のうんちは大丈夫?

赤ちゃんが黒色のうんちをした場合は、大変注意が必要です。生後間もない赤ちゃんは黒っぽい緑色のべっとりとした胎便をしますが、2、3日で黄色や黄土色の軟らかいうんちに変化していきます。

生後日数が経っても黒色のうんちが続く場合は、胃や十二指腸などの消化器官から出血している可能性もあり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が疑われますので、すぐに医師の診察を受けましょう。

赤色のうんちは大丈夫?

赤ちゃんが赤色のうんちをしたら、どこかから出血をしていると考えた方が良さそうです。

硬いうんちに少し血が付着している場合は排便時に肛門が切れたと考えるのが妥当ですが、うんちに多量の血が混ざっていたり苺ジャムのような形状の場合は細菌に感染していることもあるのですぐに病院へ行きましょう。

赤いうんちが出る場合に考えられる病気としては、O157などの病原性大腸菌やサルモネラ菌に感染しておきる細菌性胃腸炎が挙げられます。細菌性の胃腸炎は、おう吐や血液の入った下痢、発熱を伴い大変危険です。また、苺ジャムのような粘血便が出る場合は、腸重積症である可能性があります。こちらは、腸が腸の中に入り込んで重なる病気であり、激しい腹痛を繰り返します。

灰色のうんちは大丈夫?

赤ちゃんが灰色の白っぽいうんちをした場合は、先天性の病気の疑いがある為、すぐに受診しましょう。灰色のうんちが出るのは、肝臓から腸に胆汁を送る管が塞がれていたり、管自体が存在していない可能性もあります。こちらは、早期発見を要する深刻な状況ですので、早急に小児科へ行くことをおすすめします。

最後に

いかがでしたか。うんちの色や状態を知ることは、赤ちゃんの健康管理に大いに役立ちます。もし気になるうんちをした場合は、早期発見のためにも病院へうんちを持参しましょう。日頃から検便容器を用意しておくと、緊急の時にも慌てずに対処ができて便利です。

最近の母子手帳には、『うんちのちゅういしましょう』ページが追加されていますので、胆道閉鎖症の早期発見のためにも必ず便の色はチェックしてあげてくださいね。

※病院で配布されているパンパースのシートはとっても見やすいです!