果汁は、果実の中に含まれる水分のことです。人間の体には古くから良いものとされ、それを摂取することで栄養素を適切に補給することができると同時に水分補給も可能となっています。味は全般的に甘いことが特徴で、味の違いについてはそれぞれ当然あるものの基本的には美味しいということも大きな魅力の一つといえます。

ですので、人間にとってはとても有効といえる食材であることは実証されています。新鮮な果物は、いつでも人気があり特に旬の時期の果物はとても美味しいです。日本においては食材の安全性は非常に確保されており、いつでも安定してスーパーや百貨店・果物専門店などに果物が出回っています。
 
この果汁を赤ちゃんに与えてしまっても果たしてよいのかについて考える人も多いことでしょう。
 
まず赤ちゃんにとっては、まだ柔らかい食べ物しか食べることができません。乳児期においては歯がまだ生えていない時期になるので、食べられる果物はまだほとんどありません。ですので、果物をすりつぶすなどを工夫しない限りは果物を摂取することは基本的にできないことはポイントとして抑える必要があります。
 
では果物をミキサーですりつぶすなどをしてスムージーのようにしたりすることでジュースにした上での摂取なら良いのではないかと考える人も一定数いることでしょう。これについては、別に乳児期の子供にとって健康を害するというわけではありません。しかし、わざわざ乳児期の子供にこうしたスムージーなどを摂取させる必要があるわけでもないこともいえます。
 
離乳食という概念が浸透する以前は摂取を推奨されていた時期もありましたが、現在はこうしたスムージーなどの摂取を推奨することはなくなりました。
 
現在においては、離乳食という概念が確立されています。離乳食が始まる前や離乳食が始める頃に果実の水分を与えておく必要性は特にないとされていますが絶対にあげたらだめというわけではありません。赤ちゃんが気に入るのであれば、与えておいてもそこまで問題まではないということはいえます。
 
ただ、特に無理して与える必要は存在しないということを留意しておきます。与える時期によってはあまりに早い時期だと果物に対するアレルギー症状が出てしまうこともあり果物を受け付けなくなったり、また果汁の甘さを覚えた結果本来成長のために摂取が不可欠なはずのミルクを飲まなくなってしまうケースも存在しますので、そうした点であまり推奨されてはいません。
 
赤ちゃんに果汁を飲ませる目安としては生後6ヶ月以降となっていることが多いです。夏場においては水分補給も兼ねた食材として頻繁にあげるようになる人も多い傾向にあります。ただ、冬の時期でも水分補給には適しているのでできれば夏冬問わず与えておくようにします。
 
しかし中には、離乳食が始まったばかりのころには与えることを避けたほうがいいタイプの果汁も存在することを覚えておきます。摂取が推奨されていない果物としては、グレープフルーツは酸味があるため刺激が強く、離乳食が完了した時期でないと摂取は推奨されていません。マンゴーやパイナップルも酸味があるためできれば控えるようにしたほうがよいでしょう。柿は熟していればそこまでは問題はありませんが、こちらは時期によっては苦味もあるためあまり好ましくありません。
 
与えても良い果物としてはメロン・甘いみかん・ぶどう・バナナ・リンゴなどが挙げられます。特にリンゴはおすすめの果物の代表格といえます。バナナについては水分補給だけではなく離乳食のメニューとしても使用されます。
 
まだ生まれたてのころについては、腸についてもまだ未発達であるために便の回数や状態が一定ではないということから便秘は起こりがちです。3日程度の便秘であればそこまで気にする必要まではないでしょう。むしろ、子供の様子を見たときに苦しそうにしていたり泣き叫んでいるのに便がでないときなどには注意しておきます。これには、水分不足も考えられています。水分を上手く補給することで解消されるようになりますが、便をやわらかくするには果実に含まれる糖分の摂取が有効です。
 
では赤ちゃんの便秘解消に果実の水分が適しているのかどうかについてですが、これについては適している食材もあります。みかんなどの柑橘類の水分は、便秘の解消に優れた効果があることが分かっています。ただ酸味がある果物は避けておきましょう。また食物繊維を多く含む果物も効果があります。ももやプルーンなどは食物繊維を多く含むことから効果的な食材です。
 
しかし効果があるからといって過剰に果汁を与えてしまうことは禁物です。過剰に摂取すると、腸壁から水分を引っ張りすぎた結果、下痢を起こす原因になってしまいます。目安としては離乳食を開始したばかりの乳児へは、果実の水分を白湯で2から3倍程度に薄めたものを1日1回30mlを限度にして与えておくようにします。慣れてきたら白湯の量を少しずつ減らすようにしておくとよいでしょう。