赤ちゃんの時期は基本的に母乳やミルクしか口に入れないにもかかわらず、便秘になる子もいればそうでない子もいます。月齢によってその理由や対策も異なってきますので、注意が必要です。

生後4ヶ月の赤ちゃんの場合、ずっと眠ってばかりだった時期がそろそろ終わりを迎え、昼夜の区別がつくようになってきます。それに伴い、昼寝のタイミングも規則正しくなってきますし、夜にはしっかり眠り、日が出ている時間帯に遊ぶことが増えてきます。また、首がすわってきたり、喜怒哀楽の表情がはっきり読み取れるようになるなど、赤ちゃんから幼児へと変化する兆しも見えてきます。

この時期には、授乳の回数は一日あたり5~6回程度が目安です。もちろん、体の大きさや一度に飲む量も個人差がありますので、極端な差がなければそれほど心配することはありません。離乳食はまだ始めていませんが、大人の食事に興味を持ったり、いろいろなものを口に入れるようになるのもこの時期です。

この頃になると、生活リズムをきちんと管理することが便秘の対策として重要になります。赤ちゃんの体も昼と夜のリズムが作れるようになっていますので、決まった時間に寝かせたり起こすことで、体のリズムも整ってきます。そうなると、きちんと決まった時間に排便ができるように習慣がついていきますので、便秘になりにくくなります。

大人でも休日や旅行などで生活リズムが崩れるとお通じが止まるということがありますが、体が成長過程にある乳児は特に、この傾向があります。睡眠時間だけでなく、授乳や入浴、遊び時間、昼寝なども時間帯をそろえることで、よりきちんとリズムを刻みやすくなります。散歩に出かけたり外出をするときは、できるだけ時間帯や外出する時間を統一させた方が良いでしょう。

食事の面では、この時期になると授乳量が急に止まることがあります。これによって今までよりも排便の量が少なくなることがありますが、一概に病気が原因とは言えず、太りすぎないための生理的な調節であることも少なくありません。排便の量に関しても、決まった時間に一定量が出ており、極端に硬い便でない場合には、様子見でよいでしょう。

便秘になってしまった場合には、これまでと同じようにお腹をマッサージしたり、砂糖水を飲ませてみます。オリーブオイルをつけた綿棒でお尻の穴を刺激してみるのもよいですが、赤ちゃんが動かないように気をつけましょう。

市販の浣腸は、3ヶ月検診までで問題がなければ使ってもよいですが、使いすぎると薬に頼りすぎ、慢性的になってしまう可能性があります。突発的な事情で一時的に便秘になった時のみに利用し、普段からきちんと便が出なくなってしまった場合には、小児科を受診しましょう。浣腸で便を出したのち、酸化マグネシウムなどの体に優しい下剤を処方されますので、定期的に排便があるまでそれを続けるようにします。体重によって分量も決められますので安心です。