今回は、赤ちゃんから少し大きくなった後の、幼児期の便秘についてのお話です。乳児期にはずっとおむつで過ごしていた赤ちゃんですが、幼児期になると、トイレトレーニングが気になり始めるお母さんもいるでしょう。実は、このトイレトレーニングが子供の便秘を引き起こしてしまうことがあるのです。そこで、子供を便秘にさせないトイレトレーニングの進め方をご紹介しましょう。

1歳6ヶ月頃のうんち

1歳~1歳6ヶ月頃には、離乳食も終わりに近づきますね。どろどろのおかゆひとさじから始めた離乳食、思えば長い道のりでした。1歳6ヶ月頃には、うすーい味付けにすれば、大人と同じようなものを食べることができます。この頃には、うんちのリズムが整って、回数が減ってくる子もいるでしょう。

もし毎日うんちが出ない場合でも、子供が元気そうにしていて、うんちも柔らかければ、便秘の心配はありません。

そして、ひとりで立てるようになった子供は、「立って」うんちをすることが多くなります。テーブルやソファにつかまったり、部屋のすみで手をぎゅっと握りしめたりしながら、いきむ様子が見られるでしょう。こうして、「便意を感じた時に、おなかに力を入れていきむと、うんちが出る」ということを、少しずつ覚えていくのです。

トイレトレーニングのはじめ時

子供が2歳をすぎると、「そろそろトイレトレーニングを始めた方がいいかしら?」と悩みはじめるお母さんが多いのではないでしょうか。

このトイレトレーニング、始めるタイミングがとても大切なのです。その子に合った時期に始めることが大切で、スタートが早ければ早い方がいいというわけではありません。そろそろかな、という「トレーニングのはじめ時」の合図は3つあります。

1つ目は、子供がトイレを怖がらないことです。

ある日いきなり、トイレに連れていかれて座らされたら、きっと不安でいっぱいになってしまうでしょう。その点、後追い期にお母さんやお父さんと一緒にトイレに入っていた子や、お兄ちゃん・お姉ちゃんがトイレでおしっこやうんちをしている様子を見ていた子は、トイレ=座ってなにかをするところ、ということが分かっているので、怖がらずにトイレに座ることができるかもしれません。まずはトイレに慣れさせてあげることからスタートしましょう。

2つ目は、おしっこの間隔が2時間ほどあいていることです。

体の成長にともなって、膀胱にためておけるおしっこの量も増えてきます。しかし、膀胱におしっこをどれくらいためておけるかは個人差がとても大きいので、まずは様子をじっくり観察してみてくださいね。時々おむつの中を確認してみて、おしっこをする時間が少しずつあいてきたら、はじめ時の合図です。

3つ目は、子供とコミュニケーションが取れることです。

まだしっかりとは話せなくても、伝えたいことを伝えようとしたり、お母さんやお父さんの声がけに答えたりすることができると、スムーズに進められるでしょう。

さあ、次はうんちに挑戦

これらの3つの合図がそろったら、トイレトレーニングを始めていきます。やってみたら、おしっこはすんなりトイレでできるようになったという子もいるでしょう。

次に立ちはだかる難関は、うんちです。

うんちは、立っていきむのが習慣になっているので、なかなかトイレで上手にいきむことができません。おしっこはトイレでできるけど、うんちは絶対にしたがらなくて困ったという話をよく聞きます。また、うんちをしたくなると、「おむつでしたい!」と泣き出す子もいます。そんな時、どうしたらいいか悩んでしまいますよね。子供の言う通りにしてあげたいけど、そうすると、いつまでたってもトイレでうんちができないんじゃないか・・と心配になってしまいます。

でも、大丈夫です。

お母さんが「トイレでうんちをしようね。」と言い続けていれば、必ずいつかはできるようになります。子供はちゃんと分かっています。そして、ある日突然できるようになるのです。

だから、うんちをしたくなった時に、トイレをいやがったら、無理やり座らせる必要はありません。もし、パンツの中にうんちをしてしまっても、怒らないでください。パンツでうんちをされると、本当に「はぁ~・・・」と思いますよね。

そのお気持ち、とてもよく分かります。

でも、「なにをやっているの!だめでしょう!」と言うのをぐっとがまんして、黙々とパンツを洗ってあげましょう。逆に「トイレでしたくないから、うんちはしない。」「怒られるから、うんちはしない。」と便秘になってしまうことの方が心配です。
それほど、うんちは子供にとってデリケートな問題なのです。

うんちをがまんしていたら、便秘になってしまい、硬いうんちを出すのが痛くてますますうんちができない、という悪循環になってしまった場合は、トイレトレーニングは休憩して、うんちを出しやすくする方に専念してください。生活リズムを整えて、便秘解消にいい食べ物をとりいれ、元気いっぱいに運動させましょう。うんちをする=すっきりして気持ちいい、と思わせてあげたいですね。

うんち対策あれこれ

いろいろな工夫で、うんちのトイレトレーニングを乗り切っていきましょう。トイレでうんちができないのは、足をふんばれないからという子が多いです。足が床につくおまるならできる子もいるようですよ。

また、トイレでも、足を置けるステップ付きの子ども用便座にしたり、台を置いたりしてもいいかもしれません。おむつでうんちをする時に、まずはしゃがんでさせてみると、コツをつかむことができたという子もいます。

どの方法がお好みかは、その子によって違うので、いくつか試してみてください。大事なのは、急がないことです。絶対にいつかはできるようになりますから、焦らないで、慌てないで、子供のペースで進めていってくださいね。