ウサギのようなコロコロとしたウンチをしたり、ウンチをするたびに泣き出しだり、切れ痔のように肛門が切れて出血したりして便秘の兆候が現れたら赤ちゃんのために出来るだけ早く改善してあげる必要があります。

泣いている姿もかわいそうですが、排便する時に痛みを伴っていると赤ちゃんはますますウンチをしたくなくなるなど悪循環に陥るからです。

しかし安易に大人の便秘と同じというわけにはいきません。理由は『発育・発達』が大きく関わるからです。

離乳食の開始前後で大きく変わる!

例えば、生後六ヶ月までの便秘ですと母乳不足によるもので、離乳食を始める時期の月齢六ヶ月ごろでは一つづつ食べられる食材を増やして行くことから偏りがちになる食事の内容に原因があるケースが多いとされています。

もちろん病気が原因で起こる便秘もありますが発生確率は低いので、これらが解消すべき原因といえるでしょう。

赤ちゃんは月齢1ヶ月の頃からお腹の中にウンチをためることができるようになり回数はだんだんと少なくなってきます。

2~3日ぐらいウンチがでなくても元気で母乳やミルクの飲みがよければ心配いらないとされていますが、便秘で機嫌が悪くなったり、泣きながらウンチをするようになったり離乳食を始めた頃からママを不安にさせることが起きてきますよね

特に離乳食を始めている赤ちゃんは、食べ物を噛むことも下手な上に胃腸も大人と比べると未熟なのに大人の食事と近いものを食べているので、どうしても水分摂取量が少なくなりやすくウンチが硬くなる傾向が多いようです。

「お腹がいたい」と言ってくれればわかりますが、ウサギのようなコロコロのウンチをする時に硬い時や便意があっても出すことのできないで、泣くことしかできない赤ちゃんは、単に水分を取らせるだけではオシッコになってしまいます。

なので便に水分を保持できるように、食物繊維を含む食材を意識して多く取らせることも重要です。

離乳食が始まると赤ちゃんは便秘に悩みやすく気張る度に泣きだす姿を見ていて、どうにかしてあげたいママさんは多いと思います。そんなかわいそうな赤ちゃんを薬に頼らず、自然にやさしく便秘を解消する方法をコンセプトに紹介しています。

赤ちゃんのうんちが出ないとき

出産の痛みに耐えかわいいわが子を抱きいとしく思うのもつかの間、赤ちゃんが生まれた瞬間から育児は始まっています。妊娠中、たくさん育児情報誌を読み漁った人でも、現実の育児に戸惑うことがあるでしょう。すでに兄弟がいる経産婦さんですら戸惑うことがあるのですから、初めての育児となればなおさらです。

そんな育児に関する心配の一つが、赤ちゃんの便通異常。よくある症状なのですが、陰には病が潜んでいることもあるので安易に考えてはいけません。赤ちゃんのうんちの仕組みについて解説します。

赤ちゃんのうんちが出なくなる原因

赤ちゃんのうんちが出なくなる原因は主に5つあげられます。

赤ちゃんのうんちが出なくなる主な5つの原因

食事

【離乳食スタート前】

赤ちゃんの未熟な腸は、ちょっとした食事の変化で便を出しにくくなってしまいます。離乳食スタート前の赤ちゃんは、ミルクの銘柄が変わっただけでうんちが出にくくなることもあります。母乳の赤ちゃんのうんちは母乳のもととなるお母さんの食べ物に影響されることがあり、お母さんが摂取する食物繊維が少ないと赤ちゃんも影響を受ける場合があります。

この時期はミルクや母乳で水分をたくさんとっているように見えますが、汗っかきの赤ちゃんにとっては水分不足を起こしている可能性があり、それがうんちの出ないことにつながっている可能性もあります。ミルクの場合は缶に書いている量を守れば問題ありませんが、母乳育児の場合で体重増加が思わしくない場合は母乳不足を起こしている場合もあります。

⇒ 粉ミルクについて詳しくはこちら

【離乳食スタート】

離乳食期は食事による便通異常を起こしやすい時期です。離乳食内容や好き嫌い・食べる量によって、繊維不足や水分不足を起こしている場合があります。食事のメニューを変えたり、あげる時間を変えたりして様子を見てみましょう。

⇒ 食事について詳しくはこちら

運動不足

まだ、走り回れない赤ちゃんでも運動不足により便が出なくなることがあります。身体を動かさないことで、腸の運動が鈍り、うんちが出なくなってしまうのです。

また、お腹の筋力不足による便秘もよくみられる症状です。この筋力不足の便秘は成長とともに筋力がつくことで解消され、お座りできるようになった、歩けるようになったなど成長の節目がきっかけになることもあります。赤ちゃんと積極的に遊んであげることは運動につながり、筋力アップが期待できます

⇒ 動画付で便秘体操を紹介しています

生活リズムの乱れ

生活リズムの乱れはうんちを出にくくしてしまいます。大人も食事時間がまちまちだったり、昼夜逆転のような生活をしたりしていると便秘になりやすくなりますよね。赤ちゃんには、大人が食事・遊び・睡眠のリズムをちゃんと作ってあげることが大切です。

食事の時間なのに寝てしまった…ということは育児ではよくあることですが、それでよしとせず規則正しい生活リズムを身につけられるようにしてあげることが大切です。だからといって、寝てしまった赤ちゃんを無理やり起こさなくて大丈夫。食事の時間に眠くならないよう、大人が工夫してあげるようにしましょう。

赤ちゃんの理想的な生活リズムは月齢によって異なります。これまで午前中も昼寝をしていた赤ちゃんが寝なくなっても大丈夫。成長の証しです。便秘気味の赤ちゃんには、刺激ばかりでなく排便しやすいリラックスした時間を設けてあげるのもポイントです。出したいときに出せないことが続くと、うんちを我慢する癖がつき便秘につながります。

うんちが出ない病気

一般的には赤ちゃんのうんちが出なくても機嫌が悪くなければそれほど心配はありません。しかし、中には怖い病気が隠れていることもありますので、便秘のほかに気になることがあれば小児科を受診してみましょう。

生後一カ月程度でうんちが出ず吐いてはおっぱいを欲しがるならば、肥厚性幽門狭窄症の可能性があります。機嫌が良いのにうんちが出ないときは、潜在性二分脊椎やヒルシュスプルング病の可能性があります。便が出ず10~30分おきに激しく泣く場合は腸重積が疑われます。排便しようとすると機嫌が悪くなる場合は、肛門裂が疑われます。肛門裂はかたいうんちが原因で、肛門が傷つき裂傷や潰瘍ができるものです。

便秘ではない

1週間もうんちが出ないと心配になるものですが、これといって赤ちゃんが不機嫌になっていなければ大丈夫です。また、何日間でなかったから便秘というものでもありません。赤ちゃんも大人と同じように、毎日排便がある子と数日おきに出る子がいます。

一人ひとり排便リズムが異なりますので、数日排便がなかったからといって心配する必要はありません。排便間隔が長い子は、それがその子の排便リズムというわけです。

うんちが出ないときの対処法

機嫌がよく排便がなくても問題がないといわれても、やはり心配になるのが親というもの。そんな時は赤ちゃんがうんちを出しやすくなるよう、ちょっと工夫をすることができます。

お尻を刺激してあげる

うんちが肛門近くまで来ている場合は、軽くお尻を刺激してあげるだけでうんちが出ます。肛門をやさしく触れてあげるほか、綿棒刺激という方法が知られています。綿棒刺激はベビー綿棒の先にベビーオイルをつけ、赤ちゃんの肛門に1cmほど挿入し円を描くように数回回し抜きます。刺激後すぐに出ることが多く、溜まっていたうんちが飛び散ることがありますので、備えてから行うことをおすすめします。

⇒ 固まり放出

マッサージをしてあげる

おへそを中心に〝の″の字を描くようにマッサージすると、腸の活動を促すことができます。それほど即効性はありませんのが、おむつ交換のついでにしてあげるとよいでしょう。お腹が張って、赤ちゃんが嫌がるときは避けたほうが良いでしょう。

動画

⇒ 詳しい解説や首がすわった赤ちゃん向けの動画はこちら

腹ばいの姿勢にする

赤ちゃんを腹ばいの姿勢にするとお腹が刺激されます。はいはいで逃げることはできないものの、手で上半身を起こせるくらいの赤ちゃんにおすすめです。嫌がらなければ、お母さんが見ているときにやってみてください。

食事・生活リズムを整える

食事内容を見直し、生活リズムを整えることで、便秘が解消されることがあります。赤ちゃんを大人の生活に巻き込まず、赤ちゃん中心の規則正しい生活習慣を心がけることは大人にとってもプラスになります。食事は繊維質のものを心がけるほか、ヨーグルトなどの乳酸菌が入っているものをとるのもおすすめです。

⇒ 共働きで食事改善が難しい方は、こちらの体験談も参考になさってください。

小児科で相談してみる

うんちが出ない上に心配な症状がある場合はすぐに小児科を受診しましょう。また、機嫌が良いもののうんちが出ず、お母さんが心配な時も受診した方が安心です。小児科ではベビー用の便秘薬や浣腸を処方してもらうことができます。

⇒ 私のクリニック選び体験談

最後に

赤ちゃんの便秘は病気でない限り、いずれは治ります。無理にうんちを出そうとするのは、赤ちゃんにとってもストレスになります。今日もうんちが出なかったと毎日落ち込むより、今しかない赤ちゃんの姿を楽しんでみましょう。